英文法・構文の要点

準動詞 Level 1

2026年11月1日

  • 準動詞:不定詞・動名詞・分詞のまとめた呼び方
  • 述語動詞Vにはならず,名詞・形容詞・副詞として働く
  • 準動詞がもつ動詞の性質/3つの準動詞の働きの違い
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準動詞とは,不定詞・動名詞・分詞をまとめた呼び方です。準動詞は,動詞をもとにした形でありながら,述語動詞Vにはならず,名詞・形容詞・副詞として働きます。このページでは,準動詞とは何か,準動詞がもつ動詞の性質,そして3つの準動詞の働きの違いを整理します。不定詞・動名詞・分詞のそれぞれの詳しい用法を学ぶ前に,全体像をつかんでおきましょう。

準動詞とは何か

準動詞=動詞の性質を残しながら,述語動詞V以外の働きをする形
不定詞(to do)/ 動名詞(doing)/ 分詞(doing / done)

I want to swim in the sea.
私は海で泳ぎたい。

S I
V want
O to swim in the sea.
述語動詞
want
文の中心となるV
準動詞(不定詞)
to swim in the sea
want の目的語O(名詞)として働く
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準動詞は,動詞の性質を残しながら,述語動詞V以外の働きをする形です。不定詞(to do),動名詞(doing),分詞(doing / done)の3つがあります。

「動詞 Level 1」で見たとおり,1つの節の中で述語動詞Vになる動詞は原則として1つです。それ以外の動詞は,準動詞の形に変えて,名詞・形容詞・副詞として文の中に組み込みます。

準動詞がもつ動詞の性質

準動詞は,動詞と同じように後ろに目的語・補語・修飾語をとる
否定・完了・受動の形もある

She likes playing the piano after dinner.
彼女は夕食後にピアノを弾くのが好きだ。

準動詞句
playing the piano after dinner
全体で likes の目的語O(名詞)
内部の目的語
the piano
playing の目的語
内部の修飾語
after dinner
playing を説明する副詞句
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準動詞は「動詞の性質」を残しています。そのため,準動詞のまとまりの内部では,動詞と同じように目的語や修飾語が続きます。

準動詞を見つけたら,どこまでが準動詞のまとまりかを見きわめることが大切です。英文が長く複雑になる原因の多くは,準動詞のまとまりが文の中に組み込まれていることにあります。

準動詞の否定・完了・受動

準動詞は,動詞と同じように否定・完了・受動の形をとることができます。

否定:not to do / not doing(not は準動詞の直前に置く)
完了:to have done / having done
受動:to be done / being done

He decided not to go.
彼は行かないことに決めた。

これらの形は「準動詞 Level 2」で詳しく扱います。

3つの準動詞の働き

不定詞 → 名詞・形容詞・副詞
動名詞 → 名詞
分詞 → 形容詞(分詞構文では副詞)

準動詞形文の中での働き
不定詞to + 原形名詞・形容詞・副詞
動名詞doing名詞
分詞doing(現在分詞)/ done(過去分詞)形容詞(分詞構文では副詞)

To see is to believe.(不定詞:名詞)
見ることは信じることだ。

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不定詞は名詞・形容詞・副詞として,動名詞は名詞として,分詞は形容詞として働きます(分詞構文では副詞として働きます)。

I have a lot of homework to do.(不定詞:形容詞)
私にはしなければならない宿題がたくさんある。

I went to the library to study.(不定詞:副詞)
私は勉強するために図書館へ行った。

Reading books is fun.(動名詞:名詞)
本を読むのは楽しい。

Look at the sleeping baby.(分詞:形容詞)
眠っている赤ちゃんを見てごらん。

名詞
to see / reading books
S・O・Cになる
形容詞
homework to do / sleeping baby
名詞を説明する
副詞
to study
動詞などを説明する

doing の見分け方

doing の形は,動名詞の場合と現在分詞の場合があります。形は同じなので,文の中での働きで見分けます。

I like swimming.(動名詞:like のO)
私は泳ぐことが好きだ。

Look at the swimming boy.(現在分詞:boy を説明)
泳いでいる少年を見てごらん。

He is swimming.(現在分詞:進行形)
彼は泳いでいる。

名詞として働いていれば動名詞,形容詞として働いていれば(または進行形を作っていれば)現在分詞です。

準動詞と述語動詞の見分け方

述語動詞V:主語Sと結びつき,時制をもつ(現在形・過去形など)
準動詞:to do / doing / done の形で,それ自体は時制をもたない

The man standing by the door is my father.
ドアのそばに立っている男性は私の父だ。

S The man standing by the door
V is
C my father.
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述語動詞Vは主語Sと結びつき,現在形・過去形などの時制をもちます。準動詞は to do / doing / done の形で,それ自体は時制をもちません。

この文で standing は述語動詞ではありません。The man を説明する現在分詞です。述語動詞は時制をもつ is です。

過去分詞 done は,述語動詞の過去形と同じ形の場合があります(played,made など)。The car made in Japan is popular. の made は過去分詞(形容詞)で,述語動詞は is です。1つの節に述語動詞は1つ,という原則から判断しましょう。

準動詞を見たら確認しよう

どの準動詞か → 不定詞・動名詞・分詞
どこまでがまとまりか → 内部の目的語・修飾語を含めて見る
何として働いているか → 名詞・形容詞・副詞

準動詞の働きを見抜く
My dream is to become a doctor.
→ to become a doctor:不定詞(名詞):補語C

He stopped talking to his friend.
→ talking to his friend:動名詞(名詞):stopped の目的語O

The language spoken in Brazil is Portuguese.
→ spoken in Brazil:過去分詞(形容詞):language を説明,述語動詞は is

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