英文法・構文の要点

準動詞 Level 2

2026年11月1日

  • 意味上の主語
  • 準動詞の否定/完了形(時のずれ)/受動態
  • 不定詞・動名詞・分詞に共通する考え方
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準動詞 Level 1では,準動詞とは何か,3つの準動詞の働きの違いを整理しました。このページでは,3つの準動詞に共通する意味上の主語,否定の形,完了形(時のずれ),受動態を,まとめて整理します。ここでの考え方は,不定詞・動名詞・分詞のすべてで使います。

意味上の主語

準動詞の動作をする人・もの=意味上の主語
不定詞:for + 人 + to do / 動名詞:所有格・目的格 + doing / 分詞構文:名詞 + doing

準動詞意味上の主語の示し方例文
不定詞for + 人 + to doIt is hard for me to get up early.
不定詞(人の性質)of + 人 + to doIt is kind of you to help me.
動名詞所有格・目的格 + doingDo you mind my opening the window?
分詞構文名詞 + doingIt being fine, we went out.

It is hard for me to get up early.
私にとって早起きするのはつらい。

不定詞
for me to get up
get up するのは me
動名詞
my opening
open するのは I(私)
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準動詞の動作をする人やものを,意味上の主語と言います。不定詞では for + 人 + to do,動名詞では所有格・目的格 + doing,分詞構文では名詞 + doing の形で表します。

準動詞は述語動詞ではないので,ふつうの主語をもちません。しかし,その動作を「誰がするのか」を示したいときは,意味上の主語を置きます。

Do you mind my opening the window?
私が窓を開けてもかまいませんか。

for と of の使い分け

It is + 形容詞 + for / of + 人 + to do の形では,形容詞が「人の性質」を表すときは of を使います。

It is kind of you to help me.(= You are kind to help me.)
手伝ってくれるとは,あなたは親切だ。

kind,nice,wise,foolish,careless,rude など,「人がどういう人か」を評価する形容詞では of を使います。

意味上の主語を示さない場合

意味上の主語が文の主語と同じ場合や,「一般の人々」の場合は,意味上の主語を示しません。

I want to go.(行くのは I)
私は行きたい。

準動詞の否定

not / never は準動詞の直前に置く
not to do / not doing / not doing(分詞構文)

He told me not to go there.
彼は私にそこへ行かないように言った。

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準動詞を否定するときは,not や never を準動詞の直前に置きます(not to do / not doing)。

I'm sorry for not writing to you sooner.
もっと早く手紙を書かなくてごめんなさい。

Not knowing what to say, I kept silent.
何と言えばよいかわからなかったので,私は黙っていた。

He told me not to go.(行かないように言った)と He didn't tell me to go.(行くように言わなかった)は意味が異なります。not の位置によって,何を否定しているかが変わります。

準動詞の完了形(時のずれ)

述語動詞より前の時を表す → 完了形
to have done / having done / having done(分詞構文)

準動詞単純形と完了形
不定詞He seems to be rich.(今,金持ちらしい)/ He seems to have been rich.(以前,金持ちだったらしい)
動名詞He is proud of being rich.(今,金持ちであること)/ He is proud of having been rich.(以前,金持ちだったこと)
分詞構文Having finished my homework, I went out.(宿題を終えてから出かけた)

He seems to have been rich when he was young.
彼は若いころ金持ちだったらしい。

単純形
seems to be
「らしい」と「金持ち」が同じ時
完了形
seems to have been
「金持ちだった」のは「らしい」より前
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述語動詞より前の時を表すときは,準動詞を完了形にします。不定詞では to have done,動名詞と分詞構文では having done です。

準動詞の完了形は,「述語動詞が表す時」よりも前の出来事を表します。

I regret having said such a thing.
私はあんなことを言ったことを後悔している。

書き換えで時のずれを確認する

完了不定詞は,that 節を使った文に書き換えると時のずれがよくわかります。

He seems to be rich. = It seems that he is rich.
彼は金持ちらしい。

He seems to have been rich. = It seems that he was rich.
彼は金持ちだったらしい。

「態 Level 2」で見た He is said to have been rich. も同じ考え方です。

準動詞の受動態

準動詞の意味上の主語が「〜される」側 → 受動の形
to be done / being done / (being) done(分詞構文)

Everyone wants to be loved.
誰もが愛されたいと思っている。

準動詞受動の形
不定詞to be done / to have been done(完了)
動名詞being done / having been done(完了)
分詞構文(being) done / (having been) done(being / having been は省略されることが多い)
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準動詞の意味上の主語が「~される」側のときは,受動の形にします。不定詞では to be done,動名詞では being done,分詞構文では (being) done です。

He hates being treated like a child.
彼は子ども扱いされるのを嫌う。

Seen from the sky, the island looks like a heart.
空から見ると,その島はハートのように見える。

Seen from the sky の主語は the island です。島が「見られる」側なので,過去分詞 seen を使います。準動詞の意味上の主語と,「する」「される」の関係を必ず確認しましょう。

準動詞を見たら確認しよう

意味上の主語 → 誰の動作か
完了形 → 述語動詞より前の出来事か
受動態 → 意味上の主語が「する」側か「される」側か

3つの観点で準動詞を分析する
I'm sure of his having passed the exam.
→ 意味上の主語:his / 完了形:合格したのは「確信している」より前

She is proud of being chosen as captain.
→ 意味上の主語:she / 受動:「選ばれたこと」

It was careless of him to leave the door open.
→ of + 人:him の性質についての評価

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