- 第4文型・第5文型の受動態/群動詞の受動態
- by 以外の前置詞を使う受動態
- It is said that ~ / S is said to ~,知覚動詞・使役動詞の受動態
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態 Level 1では,受動態の基本的な作り方を整理しました。このページでは,入試でよく問われる第4文型・第5文型の受動態,群動詞の受動態,by 以外の前置詞を使う受動態,It is said that ~ の構文など,受動態の具体的な用法を見ていきます。
第4文型の受動態
SVO1O2 → 2通りの受動態を作れる
O1(人)を主語にする / O2(物)を主語にする
He gave me a book.
彼は私に本をくれた。
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第4文型(SVO1O2)の文からは,O1(人)を主語にする受動態と,O2(物)を主語にする受動態の2通りを作れます。
I was given a book by him.(O1を主語に)
私は彼から本をもらった。
A book was given to me by him.(O2を主語に)
本が彼から私に与えられた。
buy,make など,第3文型への書き換えで for を使う動詞は,ふつう物(O2)を主語にした受動態だけを作ります。A cake was made for me by her.(× I was made a cake by her.)
第5文型の受動態
SVOC → Oを主語にして S + be + 過去分詞 + C
Cは主語にならず,そのまま後ろに残る
They call him Ken. → He is called Ken.
彼らは彼をケンと呼ぶ。→ 彼はケンと呼ばれている。
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第5文型(SVOC)の文を受動態にするときは,Oを主語にして S + be + 過去分詞 + C の形にします。Cは主語にならず,そのまま後ろに残ります。
We found the room empty. → The room was found empty.
私たちはその部屋が空だとわかった。→ その部屋は空だとわかった。
群動詞の受動態
群動詞(動詞+前置詞など)は,ひとまとまりの他動詞として受動態にする
前置詞・副詞を落とさないことが重要
| 能動態 | 受動態 |
|---|---|
| His aunt looked after the child. | The child was looked after by his aunt. |
| Everyone laughed at him. | He was laughed at by everyone. |
| A stranger spoke to me. | I was spoken to by a stranger. |
| A car ran over the cat. | The cat was run over by a car. |
I was spoken to by a stranger.(× I was spoken by a stranger.)
私は見知らぬ人に話しかけられた。
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look after(〜の世話をする),laugh at(〜を笑う),speak to(〜に話しかける)のように,2語以上で1つの他動詞として働くものを群動詞と言います。群動詞を受動態にするときは,全体をひとまとまりとして扱います。
受動態にすると,at by や to by のように前置詞が2つ並びます。これは誤りではありません。前置詞を1つ落とす誤りに注意しましょう。
take care of のような群動詞
take care of(〜の世話をする)のように名詞を含む群動詞は,2通りの受動態を作れることがあります。
The baby was taken care of by her.
その赤ちゃんは彼女に世話をされた。
Good care was taken of the baby.
その赤ちゃんは十分に世話をされた。
2文目は,care を主語にした形です。care に good などの形容詞がついている場合に使われます。
by 以外の前置詞を使う受動態
感情・状態を表す受動態は,by 以外の前置詞と結びつくことが多い
| 表現 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| be interested in | 〜に興味がある | I am interested in history. |
| be surprised at | 〜に驚く | We were surprised at the news. |
| be pleased with | 〜に喜ぶ,満足する | She was pleased with the gift. |
| be satisfied with | 〜に満足する | He is satisfied with the result. |
| be covered with | 〜に覆われている | The mountain is covered with snow. |
| be filled with | 〜でいっぱいである | The box was filled with toys. |
| be caught in | (雨など)にあう | I was caught in a shower. |
| be involved in | 〜に関わっている | He was involved in the accident. |
We were surprised at the news.
私たちはその知らせに驚いた。
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感情や状態を表す受動態は,by 以外の前置詞と結びつくことが多くあります(be interested in ~,be surprised at ~,be covered with ~ など)。前置詞ごとまとめて覚えましょう。
I was caught in a shower on my way home.
私は帰宅途中ににわか雨にあった。
感情を表す動詞は「〜させる」
surprise は「驚く」ではなく「〜を驚かせる」という意味の他動詞です。そのため,人が「驚く」ときは受動態 be surprised を使います。
The news surprised us. → We were surprised at the news.
その知らせは私たちを驚かせた。→ 私たちはその知らせに驚いた。
interest(興味をもたせる),please(喜ばせる),satisfy(満足させる),disappoint(がっかりさせる),excite(興奮させる)なども同じです。この考え方は「分詞」の surprising / surprised の区別にもつながります。
前置詞によって意味が変わる受動態
| 表現 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| be known to | 〜に知られている | He is known to everyone. |
| be known for | 〜で有名である | Kyoto is known for its temples. |
| be known as | 〜として知られている | He is known as a great pianist. |
| be made of | 〜でできている(材料) | This desk is made of wood. |
| be made from | 〜から作られる(原料) | Wine is made from grapes. |
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同じ動詞の受動態でも,後ろの前置詞によって意味が変わるものがあります。be known to ~ は「~に知られている」,be known for ~ は「~で有名である」,be known as ~ は「~として知られている」という意味です。また,be made of ~ は材料を,be made from ~ は原料を表します。
be made of は材料が見た目でわかる場合(木の机),be made from は原料が変化して見た目ではわからない場合(ぶどうからワイン)に使います。
It is said that ~ と S is said to ~
They say that S V → It is said that S V → S is said to V
think / believe / report / know / expect なども同じ形をとる
They say that he is rich.
彼は金持ちだと言われている。
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They say that S V は,It is said that S V,または S is said to V という受動態に書き換えられます。think,believe,report,know,expect なども同じ形をとります。
「〜だと言われている」は,次の2つの受動態で表せます。
It is said that he is rich.
彼は金持ちだと言われている。
He is said to be rich.
彼は金持ちだと言われている。
時がずれる場合は完了不定詞
「言われている」のは現在で,「金持ちだった」のが過去の場合は,to have + 過去分詞(完了不定詞)を使います。
They say that he was rich. → He is said to have been rich.
彼はかつて金持ちだったと言われている。
完了不定詞については「不定詞」で詳しく扱います。
知覚動詞・使役動詞の受動態
能動態で原形不定詞 → 受動態では to 不定詞
see / hear / make などが受動態になると,後ろに to が現れる
I saw him enter the room. → He was seen to enter the room.
私は彼が部屋に入るのを見た。→ 彼は部屋に入るところを見られた。
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知覚動詞(see,hear など)や使役動詞 make は,能動態では後ろに原形不定詞をとりますが,受動態になると to 不定詞に変わります。
They made him wait for an hour. → He was made to wait for an hour.
彼らは彼を1時間待たせた。→ 彼は1時間待たされた。
受動態にしたときに to を落とす誤りがよく問われます。× He was made wait. とは言いません。
能動態で受動の意味を表す動詞
sell / read / write / wash などが自動詞として使われ,「〜される」の意味を表す
主語の性質を述べる文で,well / easily などの副詞を伴うことが多い
This book sells well.
この本はよく売れる。
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sell,read,write,wash などは,自動詞として使われると「~される」という受動の意味を表すことがあります。主語の性質を述べる文で,well や easily などの副詞を伴うことが多い用法です。
This pen writes smoothly.
このペンはなめらかに書ける。
The door won't open.
ドアがどうしても開かない。
受動態との違い
This book is sold at that store.(受動態)は,「その店で売られている」という事実を述べます。これに対して This book sells well. は,「よく売れる本だ」という本の性質を述べます。
受動態を見たら確認しよう
文型は何か → 第4文型は2通り,第5文型はCが残る
群動詞か → 前置詞を落とさない
前置詞は by か → 感情・状態の表現は別の前置詞
→ I was spoken to by a stranger.:群動詞の前置詞を残す
× He was made wait for an hour.
→ He was made to wait for an hour.:受動態では to が必要
× I was surprising at the news.
→ I was surprised at the news.:人は「驚かされる」側