分野別対策

リスニング

2026年11月1日

リスニング問題は,放送される英語を聞いて設問に答える問題です。英語を聞き取る力はもちろんですが,放送が始まる前の準備と,放送中にどこを集中して聞くかによっても,得点は大きく変わります。このページでは,リスニング問題の基本方針と,放送前の「予習」,放送中の聞き方を整理します。

リスニングの基本方針

「目から与えられる」情報 / 「耳から与えられる」情報を最大限活用して,集中して問題に取り組む

情報活用のしかた
「目から与えられる」情報放送前に,問題用紙の設問・選択肢から内容を予測する(予習)
「耳から与えられる」情報放送中に,大意をつかみ,設問に関係する箇所を集中的に聞く(放送)

リスニングは「耳で聞く」問題ですが,問題用紙に書かれている情報も大きな手がかりになります。放送が始まる前の時間を,ぼんやり待つのではなく予習に使いましょう。

放送前:「目から与えられる」情報(予習)

選択肢の情報をもとに「状況設定」「出来事」を大雑把に把握する
話全体のテーマ・トピックをイメージする / 設問で問われている内容を把握する

例:設問「What happened to the woman?」の選択肢
(a) She missed the train.
(b) She forgot her ticket.
(c) The concert was canceled.
(d) She arrived at the wrong hall.
状況設定
ticket / concert / hall
女性がコンサートに行こうとしている
出来事
missed / forgot / canceled
何らかのトラブルが起きた
聞くべきこと
What happened
女性に起きたトラブルの内容

選択肢を見るだけで,「女性がコンサートに行こうとしてトラブルにあった」という場面の見当がつきます。場面が分かっていれば,放送が始まってからの聞き取りがずっと楽になります。設問の What / Why / Where なども確認し,何を聞き取ればよいかを決めておきましょう。

放送中:「耳から与えられる」情報

1回目の放送では「大意・全体の流れ」「5W1H」をつかみ,2回目に聞くべき箇所のアタリをつける
2回目の放送では,設問に関係する箇所を集中的に聞く

放送聞き方
1回目話の大意・全体の流れをつかむ / 5W1H(いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように)をおさえる / 答えに関係しそうな箇所のアタリをつける
2回目1回目でアタリをつけた箇所を集中的に聞く / 1回目の答えを確認する

放送が1回しか流れない問題もあります(共通テストの後半の問題など)。その場合は,予習で設問を確認し,1回で設問に関係する箇所を聞き取るつもりで臨みましょう。

聞き取りで注意するポイント

ポイント注意点
逆接の後but / actually / however の後に,答えにつながる情報が来やすい
言い換え正解の選択肢は,放送の表現を言い換えていることが多い
数字・時間「30分遅れ」「2人分の割引」など,計算が必要になることがある
話の最後結論や次の行動(What will the man do next?)は最後に述べられやすい

W: I was planning to take the 7 o'clock train, but actually, I'm going to drive instead.
女性:7時の電車に乗るつもりだったけど,実は代わりに車で行くことにしたの。

放送の中に「7時の電車」という語句が出てきても,but actually の後で予定が変わっています。「女性はどうやって行くか」と問われたら,答えは「車」です。放送で聞こえた語句をそのまま含む選択肢は,ひっかけであることが少なくありません。

確認しよう

予習 → 選択肢・設問から状況設定と聞くべきことを予測する
1回目の放送 → 大意・5W1H をつかみ,アタリをつける
2回目の放送 → 設問に関係する箇所を集中的に聞く

言い換えに気づく
放送:The meeting has been moved from Monday to Wednesday.
→ 正解の選択肢:The meeting will be held later than planned.
→ 「月曜から水曜に変更」を「予定より後に開かれる」と言い換えている

放送:I'm afraid all the tickets are sold out.
→ 正解の選択肢:There are no tickets left.
→ sold out(売り切れ)を no tickets left(チケットが残っていない)と言い換えている

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