- 意味上の主語
- 準動詞の否定/完了形(時のずれ)/受動態
- 不定詞・動名詞・分詞に共通する考え方
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準動詞 Level 1では,準動詞とは何か,3つの準動詞の働きの違いを整理しました。このページでは,3つの準動詞に共通する意味上の主語,否定の形,完了形(時のずれ),受動態を,まとめて整理します。ここでの考え方は,不定詞・動名詞・分詞のすべてで使います。
意味上の主語
準動詞の動作をする人・もの=意味上の主語
不定詞:for + 人 + to do / 動名詞:所有格・目的格 + doing / 分詞構文:名詞 + doing
| 準動詞 | 意味上の主語の示し方 | 例文 |
|---|---|---|
| 不定詞 | for + 人 + to do | It is hard for me to get up early. |
| 不定詞(人の性質) | of + 人 + to do | It is kind of you to help me. |
| 動名詞 | 所有格・目的格 + doing | Do you mind my opening the window? |
| 分詞構文 | 名詞 + doing | It being fine, we went out. |
It is hard for me to get up early.
私にとって早起きするのはつらい。
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準動詞の動作をする人やものを,意味上の主語と言います。不定詞では for + 人 + to do,動名詞では所有格・目的格 + doing,分詞構文では名詞 + doing の形で表します。
準動詞は述語動詞ではないので,ふつうの主語をもちません。しかし,その動作を「誰がするのか」を示したいときは,意味上の主語を置きます。
Do you mind my opening the window?
私が窓を開けてもかまいませんか。
for と of の使い分け
It is + 形容詞 + for / of + 人 + to do の形では,形容詞が「人の性質」を表すときは of を使います。
It is kind of you to help me.(= You are kind to help me.)
手伝ってくれるとは,あなたは親切だ。
kind,nice,wise,foolish,careless,rude など,「人がどういう人か」を評価する形容詞では of を使います。
意味上の主語を示さない場合
意味上の主語が文の主語と同じ場合や,「一般の人々」の場合は,意味上の主語を示しません。
I want to go.(行くのは I)
私は行きたい。
準動詞の否定
not / never は準動詞の直前に置く
not to do / not doing / not doing(分詞構文)
He told me not to go there.
彼は私にそこへ行かないように言った。
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準動詞を否定するときは,not や never を準動詞の直前に置きます(not to do / not doing)。
I'm sorry for not writing to you sooner.
もっと早く手紙を書かなくてごめんなさい。
Not knowing what to say, I kept silent.
何と言えばよいかわからなかったので,私は黙っていた。
He told me not to go.(行かないように言った)と He didn't tell me to go.(行くように言わなかった)は意味が異なります。not の位置によって,何を否定しているかが変わります。
準動詞の完了形(時のずれ)
述語動詞より前の時を表す → 完了形
to have done / having done / having done(分詞構文)
| 準動詞 | 単純形と完了形 |
|---|---|
| 不定詞 | He seems to be rich.(今,金持ちらしい)/ He seems to have been rich.(以前,金持ちだったらしい) |
| 動名詞 | He is proud of being rich.(今,金持ちであること)/ He is proud of having been rich.(以前,金持ちだったこと) |
| 分詞構文 | Having finished my homework, I went out.(宿題を終えてから出かけた) |
He seems to have been rich when he was young.
彼は若いころ金持ちだったらしい。
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述語動詞より前の時を表すときは,準動詞を完了形にします。不定詞では to have done,動名詞と分詞構文では having done です。
準動詞の完了形は,「述語動詞が表す時」よりも前の出来事を表します。
I regret having said such a thing.
私はあんなことを言ったことを後悔している。
書き換えで時のずれを確認する
完了不定詞は,that 節を使った文に書き換えると時のずれがよくわかります。
He seems to be rich. = It seems that he is rich.
彼は金持ちらしい。
He seems to have been rich. = It seems that he was rich.
彼は金持ちだったらしい。
「態 Level 2」で見た He is said to have been rich. も同じ考え方です。
準動詞の受動態
準動詞の意味上の主語が「〜される」側 → 受動の形
to be done / being done / (being) done(分詞構文)
Everyone wants to be loved.
誰もが愛されたいと思っている。
| 準動詞 | 受動の形 |
|---|---|
| 不定詞 | to be done / to have been done(完了) |
| 動名詞 | being done / having been done(完了) |
| 分詞構文 | (being) done / (having been) done(being / having been は省略されることが多い) |
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準動詞の意味上の主語が「~される」側のときは,受動の形にします。不定詞では to be done,動名詞では being done,分詞構文では (being) done です。
He hates being treated like a child.
彼は子ども扱いされるのを嫌う。
Seen from the sky, the island looks like a heart.
空から見ると,その島はハートのように見える。
Seen from the sky の主語は the island です。島が「見られる」側なので,過去分詞 seen を使います。準動詞の意味上の主語と,「する」「される」の関係を必ず確認しましょう。
準動詞を見たら確認しよう
意味上の主語 → 誰の動作か
完了形 → 述語動詞より前の出来事か
受動態 → 意味上の主語が「する」側か「される」側か
→ 意味上の主語:his / 完了形:合格したのは「確信している」より前
She is proud of being chosen as captain.
→ 意味上の主語:she / 受動:「選ばれたこと」
It was careless of him to leave the door open.
→ of + 人:him の性質についての評価