- 代名詞:名詞の代わりに人・もの・ことを指す
- 人称代名詞の格/再帰代名詞/指示代名詞
- it の用法
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代名詞は,同じ名詞をくり返さずに,人・もの・ことを指し示すことばです。このページでは,代名詞とは何か,人称代名詞の格,再帰代名詞,指示代名詞,そして英文読解で特に重要な it の用法を整理します。
代名詞とは何か
代名詞=名詞の代わりに人・もの・ことを指し示すことば
文の中では名詞として働く(S・O・C・前置詞の目的語)
I met Tom yesterday. He looked happy.
私は昨日トムに会った。彼はうれしそうだった。
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代名詞は,名詞の代わりに人・もの・ことを指し示すことばです。文の中では名詞として働き,主語S・目的語O・補語C・前置詞の目的語になります。
「ことばの定義」で見たとおり,代名詞は独立した品詞として暗記するのではなく,名詞として働くものとして整理します。
人称代名詞の格
主格(S)/ 所有格(名詞の前)/ 目的格(O・前置詞の目的語)/ 所有代名詞(〜のもの)
| 人称 | 主格 | 所有格 | 目的格 | 所有代名詞 |
|---|---|---|---|---|
| 私 | I | my | me | mine |
| あなた | you | your | you | yours |
| 彼 | he | his | him | his |
| 彼女 | she | her | her | hers |
| それ | it | its | it | ― |
| 私たち | we | our | us | ours |
| 彼ら | they | their | them | theirs |
She gave me her book.
彼女は私に自分の本をくれた。
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人称代名詞は,文の中での働きによって形(格)が変わります。主格は主語Sに,所有格は名詞の前に,目的格は目的語Oや前置詞の目的語に使います。所有代名詞は「~のもの」という意味です。
This bag is mine.(= my bag)
このかばんは私のものだ。
前置詞の後ろには目的格を置きます。between you and me(× between you and I)のように,and で結ばれた場合にも注意しましょう。
所有代名詞は「所有格+名詞」
所有代名詞は,1語で「所有格+名詞」の働きをします。そのため,後ろに名詞を置きません。
Your bike is newer than mine.(mine = my bike)
あなたの自転車は私のものより新しい。
its と it's
its は it の所有格(その),it's は it is / it has の短縮形です。つづりが似ているので注意しましょう。
再帰代名詞
-self / -selves の形
① 主語と同じものが目的語になるとき ② 「自分で,自分自身」と強調するとき
| 人称 | 再帰代名詞 |
|---|---|
| I / you(単数) | myself / yourself |
| he / she / it | himself / herself / itself |
| we / you(複数)/ they | ourselves / yourselves / themselves |
He looked at himself in the mirror.(目的語)
彼は鏡で自分の姿を見た。
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再帰代名詞は -self / -selves の形の代名詞で,① 主語と同じものが目的語になるときと,② 「自分で,自分自身」と強調するときに使います。
I made this cake myself.(強調)
私はこのケーキを自分で作った。
再帰代名詞を使った慣用表現
by oneself(一人で),for oneself(独力で,自分のために),enjoy oneself(楽しむ),help oneself to ~(〜を自由に取って食べる),make oneself at home(くつろぐ)などは,よく使われる表現です。
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指示代名詞
this / these:近くのもの / that / those:離れたもの
前に出た内容や,後ろに続く内容を指すこともある
This is my brother, and that is my sister.
こちらが私の兄で,あちらが私の妹です。
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this / these は近くのものを,that / those は離れたものを指します。前に出た内容や,後ろに続く内容を指すこともあります。
I have lost my key. That is the problem.
私は鍵をなくしてしまった。それが問題なのだ。
this と that が名詞の前に置かれる場合
this book / that house のように,this と that が名詞の前に置かれて名詞を限定するときは,代名詞ではなく限定詞として働いています。詳しくは「限定詞・冠詞 Level 1」で扱います。
比較で使う that / those
比較の文では,名詞のくり返しを避けるために that of ~ / those of ~ を使います。これは「代名詞 Level 2」で扱います。
it の用法
① 前に出たものを指す ② 天候・時間・距離・明暗などを表す ③ 形式主語・形式目的語
| 用法 | 例文 |
|---|---|
| 前に出たもの | I bought a book and read it. |
| 天候・時間・距離 | It is raining. / It is ten o'clock. / It is two miles to the station. |
| 形式主語 | It is difficult to learn English. |
| 形式目的語 | I found it difficult to learn English. |
It is difficult to learn a foreign language.
外国語を学ぶのは難しい。
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it には,① 前に出たものを指す用法,② 天候・時間・距離・明暗などを表す用法,③ 形式主語・形式目的語として後ろの不定詞や that 節を指す用法があります。
形式主語の It は,後ろの to 不定詞や that 節(真主語)を指しています。「それは」と訳さないように注意しましょう。
形式目的語の it
第5文型 SVOC のOが長い不定詞や that 節になるときは,Oの位置に it を置き,本当の目的語を後ろに回します。
I found it difficult to learn English.
私は英語を学ぶのは難しいとわかった。
I think it strange that he didn't come.
彼が来なかったのは奇妙だと思う。
この it は「形式目的語」と呼ばれます。× I found to learn English difficult. とは言いません。
代名詞を見たら確認しよう
何を指しているか → 前に出た名詞,前後の内容
格は正しいか → 主格・所有格・目的格・所有代名詞
it → 前に出たものか,天候・時間か,形式主語・形式目的語か
→ one:不特定の「傘」(it なら「なくした傘そのもの」になる)
It takes ten minutes to walk to the station.
→ It:形式主語(真主語は to walk to the station)
It is getting dark.
→ It:明暗を表す it(「それは」と訳さない)