- Level 2 では疑問文の特殊な形を扱う
- 付加疑問文・応答疑問文・修辞疑問文・間接疑問文
- 形だけでなく,話し手の意図と文全体の意味をつかむ
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Level 1では,平叙文・疑問文・命令文など,英語の文の基本的な種類を確認しました。Level 2では,疑問文の中でも少し特殊な形を取り上げます。
ここで扱うのは,付加疑問文・応答疑問文・修辞疑問文・間接疑問文です。いずれも大学入試では,単に形を覚えるだけでなく,「話し手が何を確認しようとしているのか」「文全体がどのような意味になっているのか」を考えることが重要です。
付加疑問文
付加疑問文=平叙文 + 短い疑問 →「~ですよね」(確認・同意を求める)
肯定文 + 否定の付加疑問
否定文 + 肯定の付加疑問
You know Tom, don't you?
あなたはトムを知っていますよね。
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付加疑問文とは,平叙文の後ろに短い疑問表現を付けて,相手に確認したり,同意を求めたりする表現です。前半が肯定文なら後ろは否定の形,前半が否定文なら後ろは肯定の形にします。
上の文は前半が肯定文なので,後ろは don't you? という否定の形になります。一方,
You don't know Tom, do you?
あなたはトムを知らないのですよね。
では,前半が否定文なので,後ろは do you? という肯定の形になります。
付加疑問の作り方
be動詞・助動詞の文 → そのbe動詞・助動詞を使う
一般動詞の文 → do・does・did を使う
She is busy, isn't she?
彼女は忙しいですよね。
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付加疑問の部分では,前半の文に使われている助動詞やbe動詞を使います。
He can swim, can't he?
彼は泳げますよね。
They will come, won't they?
彼らは来ますよね。
一般動詞の文では,疑問文や否定文を作るときと同じように,do・does・didを使います。
Ken likes music, doesn't he?
ケンは音楽が好きですよね。
They went home, didn't they?
彼らは家に帰りましたよね。
主語は代名詞にする
付加疑問の主語 = 前半の主語に対応する代名詞
Mary → she / your parents → they
Mary is kind, isn't she?
メアリーは親切ですよね。
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付加疑問の主語には,通常,前半の主語に対応する代名詞を使います。
Your parents are home, aren't they?
あなたの両親は家にいますよね。
命令文につく付加疑問
命令文 + will you?(肯定・否定の命令文どちらにも)
依頼をやわらげる・念を押す
Open the door, will you?
ドアを開けてくれますか。
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命令文の後ろに付加疑問を置くこともあります。この場合は,単純な肯定・否定の反転とは少し異なり,否定の命令文にも will you? を付けます。
Don't be late, will you?
遅れないでくださいね。
この will you? は,相手への依頼をやわらげたり,念を押したりする働きをします。
Let's ~ の付加疑問
Let's ~, shall we?
Let's take a break, shall we?
少し休みましょうか。
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Let's ~ に付加疑問を付ける場合は,通常 shall we? を使います。
応答疑問文
応答疑問文=相手の発言に「そうなんですか」と短く反応する疑問文
相手の文の be動詞・助動詞,または do・does・did + 主語の代名詞
A:I saw Tom this morning.
今朝トムを見ました。
B:Did you?
そうなんですか。
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応答疑問文とは,相手の発言を受けて,「そうなのですか」「本当ですか」と反応するための短い疑問文です。相手の文に使われているbe動詞・助動詞,または一般動詞に対応するdo・does・didを使います。
相手の発言が,
She is very tired.
彼女はとても疲れています。
なら,
Is she?
そうなんですか。
と応答できます。また,
He can cook well.
彼は料理が上手です。
に対しては,
Can he?
そうなんですか。
となります。
修辞疑問文
修辞疑問文=形は疑問文,中身は話し手の主張
答えを求めることが主な目的ではない
Who doesn't want to be happy?
幸せになりたくない人がいるだろうか。
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修辞疑問文とは,形としては疑問文でありながら,実際には相手から答えを求めることを主な目的としていない疑問文です。話し手が自分の主張を強く示したり,相手に当然のこととして考えさせたりするときに使われます。
上の文は,実際に「誰ですか」と尋ねているわけではありません。意味としては,
Everyone wants to be happy.
誰でも幸せになりたい。
という強い肯定に近くなります。
疑問文が肯定・否定の意味を強く表す
肯定の疑問文 → 強い否定(Who can ~? = No one can ~.)
否定の疑問文 → 強い肯定(Isn't this ~? = This is ~.)
Who can live without water?
水なしで生きられる人がいるだろうか。
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修辞疑問文では,表面上の疑問文と,実際に伝えたい内容との関係を考える必要があります。上の文が伝えたいのは,
No one can live without water.
水なしで生きられる人はいない。
という意味です。逆に,
Isn't this a good idea?
これはよい考えではないだろうか。
は,文脈によっては,
This is a good idea.
これはよい考えだ。
という肯定的な主張を強く示すことがあります。
修辞疑問文を和訳するときは,必ずしも「~ですか」という普通の疑問文として訳す必要はありません。文脈に応じて,「~だろうか,いや~ない」「当然~だ」など,話し手の主張が伝わる日本語にすると自然です。
間接疑問文
間接疑問文=疑問の内容を節として文の中に組み込んだもの
疑問詞の後ろは平叙文の語順(疑問文の語順にしない)
I know where she lives.
私は彼女がどこに住んでいるか知っています。
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間接疑問文とは,疑問の内容を一つの節として,文の中に組み込んだものです。間接疑問文では,疑問詞の後ろを「疑問文の語順」ではなく「平叙文の語順」にします。
上の文は,普通の疑問文,
Where does she live?
彼女はどこに住んでいますか。
を文の一部として使ったものです。
疑問詞 + S + V
疑問詞 + S + V
What does he want? → what he wants
I don't know what he wants.
私は彼が何を欲しがっているのか知りません。
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間接疑問文の基本的な語順は,疑問詞 + S + V です。たとえば,
What does he want?
彼は何が欲しいのですか。
を間接疑問文にすると,上のように what he wants となります。what does he want とはしません。
be動詞でも語順に注意する
× Do you know where is my bag?
○ Do you know where my bag is?
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be動詞を使う場合も,同じ考え方です。
Where is my bag?
私のかばんはどこですか。
これを文の中に組み込むと,
Do you know where my bag is?
私のかばんがどこにあるか知っていますか。
となります。
疑問詞が主語の場合
疑問詞 = 主語 → もともと S + V の語順
間接疑問にしても語順は変わらない
I don't know who broke the window.
誰が窓を割ったのか私は知りません。
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疑問詞そのものが主語になっている場合は,普通の疑問文でもすでにS+Vの語順になっています。
Who broke the window?
誰が窓を割ったのですか。
この文では who が主語です。したがって,間接疑問文にしても,上のように見た目の語順はほとんど変わりません。
Yes / No疑問文を間接疑問文にする
whether / if + S + V「~かどうか」
Will he come today? → whether he will come today
I don't know whether he will come today.
彼が今日来るかどうか,私は知りません。
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疑問詞を使わないYes / No疑問文を文の中に組み込む場合は,whether または if を使います。上の文は,次の疑問文を間接疑問文にしたものです。
Will he come today?
彼は今日来ますか。
whether の代わりに if を使って,次のように言うこともできます。
I don't know if he will come today.
彼が今日来るかどうか,私は知りません。
文全体が疑問文になる場合
Do you know + [ where Tom is ] ?
文全体は疑問文でも,間接疑問の内部は倒置しない
Do you know where Tom is?
トムがどこにいるか知っていますか。
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間接疑問文を含む文全体が疑問文になることもあります。文全体は疑問文でも,間接疑問の内部では倒置しません。
上の文で疑問文になっているのは,文全体の Do you know ~? の部分です。内部の where Tom is は間接疑問なので,平叙文と同じ語順になります。
直接疑問と間接疑問を区別する
直接疑問:疑問詞 + 疑問文の語順
間接疑問:疑問詞 + 平叙文の語順
I wonder where Ken went.
ケンがどこへ行ったのだろうと思います。
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直接疑問は疑問詞の後ろが疑問文の語順,間接疑問は平叙文の語順になります。次の2文を比べてみましょう。
Where did Ken go?
ケンはどこへ行きましたか。
I wonder where Ken went.
ケンがどこへ行ったのだろうと思います。
1つ目は,相手に直接質問しているので直接疑問です。
2つ目では,「ケンがどこへ行ったか」という疑問の内容が wonder の目的語として文の中に組み込まれています。こちらが間接疑問です。
4つの疑問表現を整理する
| 種類 | ポイント | 例 |
|---|---|---|
| 付加疑問文 | 文末に短い疑問を付け,確認や同意を求める。 | You are tired, aren't you? |
| 応答疑問文 | 相手の発言に対して短い疑問文で反応する。 | Are you? |
| 修辞疑問文 | 形は疑問文だが,答えを求めることが主目的ではない。 | Who can live without water? |
| 間接疑問文 | 疑問の内容を文の中に組み込む。 | I know where she lives. |
まとめ
付加疑問文:肯定文には否定,否定文には肯定を付けるのが基本。
応答疑問文:相手の発言を受けて,be動詞・助動詞・doなどを使って短く問い返す。
修辞疑問文:実際には答えを求めず,話し手の肯定・否定などの主張を強く表す。
間接疑問文:疑問の内容を節として文の中に組み込み,疑問詞の後ろは平叙文の語順にする。
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付加疑問文は確認・同意を求める表現,応答疑問文は相手の発言への短い反応,修辞疑問文は疑問の形を借りた主張,間接疑問文は疑問の内容を文に組み込んだ形です。
特に大学入試で重要なのは,間接疑問文の語順と,修辞疑問文が実際に何を主張しているのかを正確に読み取ることです。形だけでなく,文の働きや話し手の意図まで考えるようにしましょう。