英文法・構文の要点

動詞 Level 2

2026年11月1日

  • 紛らわしい自動詞・他動詞
  • 活用を混同しやすい動詞
  • 文型ごとに押さえておきたい動詞
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動詞 Level 1では,動詞とは何か,自動詞と他動詞,動作動詞と状態動詞,動詞の活用という基本的な考え方を整理しました。このページでは,それをもとに,大学入試で実際に問われる紛らわしい自動詞・他動詞,活用を混同しやすい動詞,そして文型ごとに押さえておきたい動詞を整理します。

紛らわしい自動詞と他動詞

自動詞=後ろに名詞を置くには前置詞が必要
他動詞=前置詞なしで直接目的語Oをとる

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自動詞の後ろに名詞を置くには前置詞が必要です。他動詞は前置詞なしで直接目的語Oをとります。

Level 1で見たとおり,自動詞か他動詞かは,その動詞が目的語Oをとるかどうかで決まります。入試では,日本語の訳語につられて前置詞を入れたり落としたりする誤りがよく問われます。

他動詞と間違えやすい自動詞

動詞意味例
apologize to 人人に謝るapologize to her
complain about / of〜について不平を言うcomplain about the noise
graduate from〜を卒業するgraduate from high school
object to〜に反対するobject to the plan
reply to〜に返事をするreply to the letter
arrive at / in〜に到着するarrive at the station
wait for〜を待つwait for the bus
listen to〜を聴くlisten to music

He apologized to me for being late.
彼は遅れたことを私に謝った。

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日本語では「〜を」「〜に」と言えるのに,英語では前置詞が必要な自動詞です。

She graduated from college last year.(× graduated college)
彼女は昨年大学を卒業した。

自動詞と間違えやすい他動詞

動詞意味よくある誤り
discuss〜について話し合う× discuss about
marry〜と結婚する× marry with
resemble〜に似ている× resemble to
enter〜に入る× enter into
approach〜に近づく× approach to
reach〜に着く× reach to
attend〜に出席する× attend to
mention〜について述べる× mention about

We discussed the problem for hours.
私たちはその問題について何時間も話し合った。

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反対に,日本語の「〜について」「〜と」「〜に」につられて,不要な前置詞を入れやすい他動詞です。

She resembles her mother.
彼女は母親に似ている。

The train is approaching the station.
列車が駅に近づいている。

marry は他動詞なので,「〜と結婚する」は marry 人 または get married to 人 で表します。× marry with 人 とは言いません。

前置詞をつけると意味が変わる場合

「× enter into」「× attend to」としましたが,これは「部屋に入る」「会議に出席する」の意味の場合です。前置詞がつくと,別の意味の自動詞になります。

They entered into negotiations.
彼らは交渉を始めた。

Please attend to your work.
自分の仕事に専念しなさい。

enter into は「(交渉・議論など)を始める」,attend to は「〜に注意を払う,〜の世話をする」という意味です。

見分け方

覚え方のコツは,「訳語」ではなく「英語の動詞そのものが目的語Oをとるかどうか」で記憶することです。たとえば,discuss は「〜を議論する」,resemble は「〜に似ている」と,目的語Oを含めた形でまとめて覚えると,前置詞を入れる誤りを防げます。

活用を混同しやすい動詞

lie(自)/ lay(他)
rise(自)/ raise(他)
自動詞と他動詞のペアは,意味と活用をセットで覚える

原形意味過去形過去分詞形現在分詞形
lie(自)横たわる,あるlaylainlying
lay(他)〜を横たえる,置くlaidlaidlaying
lie(自)うそをつくliedliedlying
rise(自)上がるroserisenrising
raise(他)〜を上げる,育てるraisedraisedraising

The book is lying on the desk.
その本は机の上にある。

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形が似ていて,活用を混同しやすい動詞があります。特に,自動詞と他動詞がペアになっているものは入試の頻出事項です。

She laid the baby on the bed.
彼女は赤ちゃんをベッドに寝かせた。

The sun rises in the east.
太陽は東から昇る。

Raise your hand if you have a question.
質問があれば手を挙げなさい。

自動詞
lie – lay – lain
目的語Oをとらない
他動詞
lay – laid – laid
目的語Oをとる

lay は「lie(横たわる)の過去形」と「lay(横たえる)の原形・現在形」の2つの可能性があります。後ろに目的語Oがあるかどうか,時制は何かを確認して判断しましょう。

別の動詞と形が重なる動詞

次の動詞は,ある動詞の活用形が,別の動詞の原形と同じ形(または似た形)になっています。

動詞1動詞2
find(見つける)– found – foundfound(設立する)– founded – founded
fall(落ちる)– fell – fallenfell(切り倒す)– felled – felled
wind [waɪnd](巻く)– wound – woundwound [wuːnd](傷つける)– wounded – wounded
fly(飛ぶ)– flew – flownflow(流れる)– flowed – flowed

The school was founded in 1900.
その学校は1900年に設立された。

founded を見たら,find の過去分詞(found)ではなく,found(設立する)の過去分詞だと判断します。

第2文型をとる主な動詞

SVC:S=Cの関係
状態を表す be 型 / 変化を表す become 型 / 感覚を表す動詞

種類主な動詞例文
状態(〜である)be / keep / remain / stayPlease keep quiet.
変化(〜になる)become / get / grow / turn / go / come / fallThe leaves turned red.
感覚(〜に感じられる)look / sound / smell / taste / feelThat sounds interesting.
判断(〜のようだ)seem / appearHe seems tired.

The milk went bad.
牛乳が腐った。

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第2文型をとる動詞は,be動詞だけではありません。Cの位置に形容詞や名詞をとり,Sの状態を説明する動詞を,意味ごとに整理しましょう。

Her dream came true.
彼女の夢がかなった。

He fell asleep during the class.
彼は授業中に眠ってしまった。

S She
V looks
C happy.

補語Cになるのは形容詞や名詞で,副詞はCになりません。「幸せそうに見える」を × She looks happily. とするのは誤りです。

go と come の違い

「〜になる」の go と come は,どのような状態に変化するかで使い分けます。

go:望ましくない状態への変化(go bad 腐る,go wrong 故障する,go mad 気が狂う)
come:望ましい状態・本来の状態への変化(come true 実現する,come alive 生き生きする)

get と become

get は口語的で,形容詞をCにとることがほとんどです。become は形容詞にも名詞にも使えます。

He became a doctor.(× got a doctor)
彼は医者になった。

第4文型と第3文型の書き換え

SVO1O2 → SVO2 + to / for + O1
to=相手に届く / for=相手のために

前置詞主な動詞例文
togive / lend / show / send / teach / tell / hand / pass / offerHe gave a book to me.
forbuy / make / cook / find / get / choose / singShe made a cake for me.
ofaskMay I ask a question of you?
第4文型
He gave me a book.
SVO1O2
第3文型
He gave a book to me.
SVO+M
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第4文型 SV+人+物 は,前置詞を使って第3文型 SV+物+前置詞+人 に書き換えることができます。どの前置詞を使うかは,動詞によって決まります。

to と for の使い分け

to は「到達」を表すので,相手がいないと成り立たない動作(give, send, teach など)に使います。for は「〜のために」を表すので,相手がいなくても成り立つ動作(buy, make, cook など)に使います。たとえば,ケーキは自分のためにも作れますが,物を「渡す」には必ず相手が必要です。

第4文型をとれない動詞

explain,suggest,introduce,describe,say,propose などは,日本語では「人に〜を説明する」と言えても,第4文型をとりません。

He explained the rule to me.(× explained me the rule)
彼は私にそのルールを説明した。

第3文型に書き換えない動詞

反対に,cost,take,save などは,ふつう第4文型で使い,to や for を使った書き換えはしません。

The book cost me 2,000 yen.
その本は2,000円かかった。

第5文型をとる主な動詞

SVOC:O=Cの関係
「OをCにする」「OをCのままにする」「OがCだとわかる・思う」「OをCと呼ぶ」

動詞意味例文
make O COをCにするThe news made her sad.
keep O COをCにしておくKeep the door open.
leave O COをCのまま放っておくDon't leave the window open.
find O COがCだとわかるI found the book interesting.
think O COをCだと思うI think him honest.
call O COをCと呼ぶThey call him Ken.
elect O COをCに選ぶThey elected her captain.
S The news
V made
O her
C sad.
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第5文型(SVOC)では O=C の関係になり,「OをCにする」「OをCのままにする」「OがCだとわかる・思う」「OをCと呼ぶ」といった意味を表します。

Cの位置に不定詞や分詞がくる形(make him go,see him running など)は,準動詞と深く関わるため,「不定詞」「分詞」で詳しく扱います。

find の第3文型と第5文型

同じ find でも,後ろの形によって文型と意味が変わります。

I found the book easily.
私はその本を簡単に見つけた。

I found the book easy.
私はその本が簡単だとわかった。

1文目の easily は副詞なので,Mです。文型は第3文型SVOで,find は「見つける」の意味です。2文目の easy は形容詞で,the book easy に「本=簡単」というO=Cの関係があります。そのため第5文型SVOCで,find は「わかる」の意味になります。

動詞を見たら確認しよう

前置詞は必要か → 自動詞か他動詞か
活用は正しいか → lie / lay,rise / raise
文型は何か → 後ろの形から動詞の意味を決める

後ろの形から動詞の意味を決める
He got angry.
→ 第2文型 SVC:「怒った(怒った状態になった)」

He got me a ticket.
→ 第4文型 SVOO:「私にチケットを手に入れてくれた」

He got the work done.
→ 第5文型 SVOC:「仕事を終わらせた」

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