- 分詞構文の作り方/受動・完了・否定の分詞構文
- 独立分詞構文/慣用的な独立分詞構文
- 付帯状況の with
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分詞構文 Level 1では,分詞構文とは何か,分詞構文がもつ6つの意味,そして接続詞 + S + V への書き換えを整理しました。このページでは,入試で問われる分詞構文の作り方,受動の分詞構文,完了の分詞構文,否定の分詞構文,独立分詞構文,そして付帯状況の with を見ていきます。準動詞に共通する考え方は「準動詞 Level 2」で確認しましょう。
分詞構文の作り方
① 接続詞を取る ② 主節と同じ主語を取る ③ 動詞を分詞(doing)にする
主語が主節と異なる場合は,主語を残す(独立分詞構文)
| 手順 | 例 |
|---|---|
| もとの文 | When he saw the police, he ran away. |
| ① 接続詞を取る | When を取る → he saw the police, he ran away. |
| ② 同じ主語を取る | he を取る → saw the police, he ran away. |
| ③ 動詞を分詞に | Seeing the police, he ran away. |
Seeing the police, he ran away.
警察を見て,彼は逃げた。
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分詞構文は,① 接続詞を取り,② 主節と同じ主語を取り,③ 動詞を分詞(doing)にして作ります。主語が主節と異なる場合は,主語を残します(独立分詞構文)。
分詞構文の意味上の主語は,原則として主節の主語と同じです。主語が異なるのに分詞構文を使うと,意味が通らなくなります。× Walking along the street, a car hit me.(車が歩いていたことになってしまう)
受動の分詞構文
Being + 過去分詞 → Being は省略されることが多い
主節の主語が「〜される」側なら,過去分詞で始まる
(Being) Written in easy English, this book is easy to read.
やさしい英語で書かれているので,この本は読みやすい。
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受動の分詞構文は Being + 過去分詞 の形ですが,Being は省略されることが多く,過去分詞で始まる形になります。主節の主語が「~される」側のときに使います。
Seen from a distance, the rock looks like a face.
遠くから見ると,その岩は顔のように見える。
分詞構文が過去分詞で始まるときは,主節の主語と分詞が受動の関係にあります。「分詞 Level 1」で見た現在分詞と過去分詞の区別がここでも使われます。
形容詞・名詞で始まる分詞構文
Being + 形容詞 / 名詞 の Being が省略されると,分詞構文が形容詞や名詞で始まることもあります。
(Being) Unable to answer the question, he kept silent.
その質問に答えられなかったので,彼は黙っていた。
(Being) A kind man, he helped me.
親切な人なので,彼は私を助けてくれた。
完了の分詞構文
Having + 過去分詞:主節の動詞より前の出来事
Having finished my homework, I went out.(= After I had finished my homework)
宿題を終えてから,私は出かけた。
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Having + 過去分詞 の分詞構文は,主節の動詞より前の出来事を表します。
Having lived in London for ten years, he speaks English fluently.
ロンドンに10年住んでいたので,彼は英語を流ちょうに話す。
受動の完了形
受動の完了形は Having been + 過去分詞 ですが,Having been も省略されることが多くあります。
(Having been) Brought up in Paris, she speaks French well.
パリで育てられたので,彼女はフランス語を上手に話す。
準動詞の完了形については「準動詞 Level 2」で確認しましょう。
否定の分詞構文
not / never は分詞の直前に置く
Not knowing ~ / Never having seen ~
Not knowing what to say, I kept silent.(× Knowing not)
何と言えばよいかわからなかったので,私は黙っていた。
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分詞構文を否定するときは,not や never を分詞の直前に置きます(Not knowing ~ / Never having seen ~)。
Never having seen snow, the children were excited.
雪を見たことがなかったので,子どもたちは興奮していた。
独立分詞構文
分詞構文の意味上の主語が主節の主語と異なるとき → 分詞の前に主語を置く
It being fine, we went on a picnic.(= As it was fine)
天気がよかったので,私たちはピクニックに出かけた。
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分詞構文の意味上の主語が主節の主語と異なるときは,分詞の前に主語を置きます。これを独立分詞構文と言います。
There being no bus, we had to walk.(= As there was no bus)
バスがなかったので,私たちは歩かなければならなかった。
The sun having set, we went home.
日が沈んだので,私たちは家に帰った。
慣用的な独立分詞構文
意味上の主語が「一般の人々」の場合,主語を示さずに慣用表現として使う
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| generally speaking | 一般的に言えば |
| frankly speaking | 率直に言えば |
| strictly speaking | 厳密に言えば |
| judging from ~ | 〜から判断すると |
| considering ~ | 〜を考慮すると |
| speaking of ~ | 〜と言えば |
Judging from his accent, he must be from Osaka.
彼のなまりから判断すると,彼は大阪出身にちがいない。
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意味上の主語が「一般の人々」の場合は,主語を示さずに慣用表現として使います(generally speaking「一般的に言えば」,judging from ~「~から判断すると」など)。
Generally speaking, Japanese people are polite.
一般的に言えば,日本人は礼儀正しい。
接続詞として定着した分詞
provided / providing(もし〜ならば),supposing(もし〜としたら),given(〜を考えると),seeing(〜であるから)などは,分詞構文から生まれ,接続詞のように使われる表現です。詳しくは「接続詞 Level 3」で扱いました。
付帯状況の with
with + 名詞 + 分詞:「〜を…しながら,〜が…した状態で」
名詞と分詞の関係で doing か done かを決める
He was sitting with his arms folded.
彼は腕を組んで座っていた。
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with + 名詞 + 分詞 は「~を…しながら,~が…した状態で」という意味です。名詞と分詞の関係が能動なら doing,受動なら done を使います。
She came in with her dog following her.
彼女は犬を後ろに従えて入ってきた。
付帯状況の with は,独立分詞構文に with をつけた形と考えることができます。名詞が分詞の意味上の主語になっている点に注目しましょう。形容詞や前置詞句を使う形は「前置詞 Level 2」で扱いました。
分詞構文を見たら確認しよう
意味上の主語 → 主節の主語と同じか(違えば独立分詞構文)
形 → doing(能動)/ done(受動)/ having done(完了)
意味 → 時・理由・条件・譲歩・付帯状況のどれか
→ 受動(Being 省略):「一人にされて,その子は泣き出した」
Having lost my key, I couldn't get into the house.
→ 完了形:「鍵をなくしていたので,家に入れなかった」
Weather permitting, the game will be held tomorrow.
→ 独立分詞構文:「天候が許せば,試合は明日行われる」