英文法・構文の要点

時制 Level 1

2026年11月1日

  • 時制:動詞の形で「時」と「動作の状態」を表す
  • 時の区別:現在形/過去形/未来の表現
  • 動作の状態:進行形/完了形
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英語では,動詞の形によって「いつのことなのか」「その動作がどのような状態にあるのか」を表します。これを時制と言います。このページでは,現在形・過去形・未来の表現という時間の区別と,進行形・完了形という動作の状態の表し方について,基本的な考え方を整理します。

時制とは何か

時制=動詞の形で「時」を表す仕組み
時の区別:現在 / 過去 / 未来
動作の状態:単純形 / 進行形 / 完了形 / 完了進行形

単純形進行形完了形完了進行形
現在do / doesam / is / are doinghave / has donehave / has been doing
過去didwas / were doinghad donehad been doing
未来will dowill be doingwill have donewill have been doing
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英語の時制は,「現在・過去・未来」という時の区別と,「単純形・進行形・完了形・完了進行形」という動作の状態の組み合わせで整理できます。

動詞そのものの形が変わるのは,現在形と過去形の2つだけです。未来は,will などの助動詞を使って表します。

このページでは,表の中でも特に基本となる形を見ていきます。完了形・完了進行形の詳しい用法は「時制 Level 2」で扱います。

現在形

現在形=「今」を含む,ある程度幅のある時間のこと
現在の状態 / 習慣 / 一般的な事実・真理

I live in Osaka.
私は大阪に住んでいる。

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現在形は,「今」を含む,ある程度幅のある時間のことを表します。主な用法は,現在の状態,習慣,一般的な事実・真理の3つです。

He gets up at six every morning.
彼は毎朝6時に起きる。

Water boils at 100°C.
水は100℃で沸騰する。

現在の状態
I live in Osaka.
今もこれからも住んでいる
習慣
He gets up at six.
毎日くり返している
一般的な事実
Water boils at 100°C.
いつでも成り立つ

現在形は「今まさに」には使わない

日本語の「〜している」につられて,今まさに行っている動作を現在形で表すのは誤りです。

She is reading a book now.(× She reads a book now.)
彼女は今,本を読んでいる。

現在形は,昨日も今日も明日も当てはまるような,幅のある「現在」を表します。「今この瞬間に進行中」の動作は,進行形で表します。

過去形

過去形=現在とは切り離された,過去の出来事・状態

I visited Kyoto last year.
私は昨年京都を訪れた。

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過去形は,現在とは切り離された,過去の出来事や状態を表します。

She lived in London when she was a child.
彼女は子どものころロンドンに住んでいた。

He often went fishing in the river.
彼はよくその川へ釣りに行ったものだ。

過去形は,過去の一回の出来事だけでなく,過去の状態や過去の習慣も表します。いずれの場合も,「今はどうなっているか」については何も述べていない点が重要です。

未来の表現

will=意志・予測 / be going to=予定・前兆

表現主な意味例文
willその場で決めた意志,予測I will call you tomorrow.
be going to前から決めていた予定,今の状況から判断できる前兆I am going to study abroad next year.

I will call you tomorrow.
明日あなたに電話します。

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英語には「未来形」という動詞の形はありません。未来のことは,will + 動詞の原形 や be going to + 動詞の原形 などで表します。

Look at those clouds. It is going to rain.
あの雲を見て。雨が降りそうだ。

will と be going to の違い

will は「その場で決めたこと」「話し手の予測」を表すのに対し,be going to は「すでに決めていた予定」や「今の状況から,そうなりそうだと判断できること」を表します。

The phone is ringing. — I'll get it.
電話が鳴っているよ。—私が出ます。

この場面では,電話が鳴ったのを聞いてその場で出ることを決めているので,will を使います。

現在進行形や現在形で未来を表す用法については,「時制 Level 3」で扱います。

進行形

進行形=be + doing
その時点で動作が進行中で,まだ終わっていない

She is reading a book now.
彼女は今,本を読んでいる。

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進行形は be + doing の形で,その時点で動作が進行中で,まだ終わっていないことを表します。be動詞の時制によって,現在進行形・過去進行形・未来進行形になります。

I was taking a bath when you called me.
あなたが電話をくれたとき,私は風呂に入っていた。

I will be waiting for you at the station.
駅であなたを待っています。

現在進行形
is reading
今,進行中
過去進行形
was taking
過去のある時点で進行中
未来進行形
will be waiting
未来のある時点で進行中

know,like,have(持っている)などの状態動詞は,原則として進行形にしません。詳しくは「動詞 Level 1」で確認しましょう。

完了形

完了形=have + 過去分詞
ある時点「まで」の出来事が,その時点とつながっていることを表す

I have lost my key.
私は鍵をなくしてしまった。(今も見つかっていない)

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完了形は,過去の出来事を「今」とのつながりの中で表す形です。現在完了は,過去に起きたことが現在にも影響していることを表します。

I lost my key.
私は鍵をなくした。(今どうなっているかは述べていない)

完了・結果
I have just finished my homework.
宿題をちょうど終えたところだ
継続
I have lived here for ten years.
ここに10年間住んでいる
経験
I have visited Kyoto twice.
京都を2回訪れたことがある

現在完了は「現在」の時制の一種です。そのため,yesterday,last week,~ ago など,はっきりと過去を表す語句と一緒には使えません。× I have seen him yesterday. → I saw him yesterday.

現在完了と過去形の違い

過去形は「過去の時点」に視点を置いて,そのときの出来事を述べます。現在完了は「現在」に視点を置いて,過去から今までのつながりを述べます。日本語ではどちらも「〜した」と訳せることがあるため,英語を書くときは「今とのつながりを言いたいのかどうか」を考えましょう。

現在完了の3つの用法,過去完了・未来完了,完了進行形については,「時制 Level 2」で詳しく扱います。

時制を見たら確認しよう

時はいつか → 現在・過去・未来
動作の状態はどうか → 単純形・進行形・完了形

同じ動詞を時制で区別する
I read the newspaper every morning.
→ 現在形:毎朝の習慣

I am reading the newspaper now.
→ 現在進行形:今まさに読んでいる最中

I read the newspaper yesterday.
→ 過去形:昨日の出来事(read [red] は過去形)

I have already read the newspaper.
→ 現在完了:もう読み終えている(今とつながっている)

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