- 動詞:動作や状態を表し,述語動詞Vになる
- 自動詞と他動詞/動作動詞と状態動詞
- 動詞の活用(規則動詞・不規則動詞)
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動詞は,英文の骨格を作るうえで最も重要なことばです。英文を読むときも書くときも,まず述語動詞Vがどれかを見抜くことが出発点になります。このページでは,動詞とは何か,動詞の用法,動詞の種類,動詞の活用の4つを整理します。
動詞とは何か
動詞=人・もの・ことの「動作」や「状態」を表すことば
She runs every morning.
彼女は毎朝走る。
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動詞は,「走る」「食べる」のような動作や,「知っている」「好きだ」のような状態を表します。
He knows the answer.
彼はその答えを知っている。
「ことばの定義」で見たとおり,当サイトでは動詞を名詞・形容詞・副詞・接続詞と並ぶ基本的な品詞の一つとして扱います。
動詞の用法:Vになる
動詞の基本的な働き=述語動詞Vとして,文・節の中心になる
1つの節に,述語動詞Vは原則として1つ
He studies English every day.
彼は毎日英語を勉強する。
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動詞の最も基本的な働きは,主語Sと結びついて述語動詞Vになることです。Vが決まると,その後ろにOやCが来るかどうかが決まり,文の骨格が見えてきます。
節が2つあれば,述語動詞Vも2つあります。「ことばの定義」の例文で確認してみましょう。
When I came home, I found a small boy with blue eyes standing by my bed.
私が家に帰ると,ベッドのそばに青い目をした小さな男の子が立っているのを見つけた。
「動詞」と「述語動詞」の違い
「動詞」は品詞の名前,「述語動詞V」は文の要素の名前です。動詞をもとにした形であっても,すべてが述語動詞Vになるわけではありません。
上の例文の standing は stand という動詞をもとにした形ですが,述語動詞ではありません。目的語 a small boy with blue eyes の状態を説明する形容詞として働いています。
Vにならない動詞の形:準動詞
このように,動詞としての性質を残しながら,名詞・形容詞・副詞として働く形を準動詞と言います。不定詞・動名詞・分詞がこれにあたります。
I want to swim.
私は泳ぎたい。
この文の述語動詞Vは want です。to swim は不定詞で,want の目的語O(名詞)として働いています。準動詞については「準動詞」で詳しく扱います。
助動詞+動詞
She can swim. の can swim のように,助動詞と動詞が結びついている場合は,助動詞+動詞をまとめて一つのVとして考えます。助動詞については「助動詞」で詳しく扱います。
動詞の種類
目的語Oをとるかどうか → 自動詞・他動詞
動作を表すか,状態を表すか → 動作動詞・状態動詞
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動詞は,いくつかの観点から分類することができます。ここでは,入試英語で特に重要な2つの分類を押さえましょう。この2つは別々の基準による分類なので,たとえば「他動詞であり,状態動詞でもある」動詞もあります。
自動詞と他動詞
自動詞=目的語Oをとらない / 他動詞=目的語Oをとる
| 種類 | 特徴 | 文型 | 例文 |
|---|---|---|---|
| 自動詞 | 目的語Oをとらない。 | 第1文型 SV 第2文型 SVC | Birds fly. She is happy. |
| 他動詞 | 目的語Oをとる。 | 第3文型 SVO 第4文型 SVOO 第5文型 SVOC | I like music. He gave me a book. They call him Ken. |
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自動詞は目的語Oをとらない動詞,他動詞は目的語Oをとる動詞です。
自動詞と他動詞の区別は,「文 Level 1」で学んだ5つの文型と直結しています。目的語Oをとらない第1文型・第2文型の動詞は自動詞,目的語Oをとる第3文型・第4文型・第5文型の動詞は他動詞です。
第2文型の be,become,seem などは,後ろに補語Cをとりますが,自動詞です。自動詞か他動詞かを決めるのは,あくまで目的語Oをとるかどうかです。
同じ動詞が自動詞にも他動詞にもなる
多くの動詞は,意味によって自動詞としても他動詞としても使われます。
He runs every morning.(自動詞)
彼は毎朝走る。
He runs a small restaurant.(他動詞)
彼は小さなレストランを経営している。
したがって,「この動詞は自動詞」と丸暗記するのではなく,その文の中で目的語Oをとっているかどうかで判断することが大切です。
自動詞の後ろに名詞を置くには前置詞が必要
自動詞は目的語Oをとらないため,後ろに名詞を置くときには前置詞が必要です。
I listened to the music.
私はその音楽を聴いた。
listen は自動詞なので,the music の前に to が必要です。to the music は副詞句(M)であり,この文の文型は第1文型SVです。
日本語につられやすい他動詞
反対に,他動詞は前置詞を介さずに直接目的語Oをとります。日本語の「〜について」「〜と」「〜に」につられて,不要な前置詞を入れないよう注意しましょう。
We discussed the problem.(× discussed about the problem)
私たちはその問題について話し合った。
She married a doctor.(× married with a doctor)
彼女は医者と結婚した。
このような紛らわしい自動詞・他動詞については,Level 2で詳しく扱います。
動作動詞と状態動詞
動作動詞=動作・出来事を表す → 進行形にできる
状態動詞=ある程度続く状態を表す → 原則として進行形にしない
| 種類 | 特徴 | 例 |
|---|---|---|
| 動作動詞 | 始まりと終わりのある動作・出来事を表す。進行形にできる。 | run / eat / write / open / come |
| 状態動詞 | ある程度続く状態・関係・知覚・心理などを表す。原則として進行形にしない。 | be / have(持っている)/ know / like / belong / resemble |
He is writing a letter.
彼は手紙を書いているところだ。
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動作動詞は動作や出来事を表し,進行形にできます。状態動詞はある程度続く状態を表し,原則として進行形にしません。
I know him well.(× I am knowing him well.)
私は彼をよく知っている。
状態動詞を進行形にしない理由
進行形は,「動作が進行中で,まだ終わっていない」ことを表す形です。状態動詞は,もともと「ある程度続いている状態」を表しているため,わざわざ進行形にする必要がありません。
意味によって動作動詞にも状態動詞にもなる
同じ動詞でも,意味によって動作動詞になったり状態動詞になったりします。
I have a car.(状態動詞:持っている)
私は車を持っている。
We are having lunch.(動作動詞:食べる)
私たちは昼食を食べているところだ。
進行形の詳しい意味や,状態動詞が例外的に進行形になる場合については,「時制」で詳しく扱います。
動詞の活用
原形 / 現在形 / 過去形 / 過去分詞形 / 現在分詞形
| 形 | play | go | 主な使い方 |
|---|---|---|---|
| 原形 | play | go | 助動詞の後,命令文,to不定詞など |
| 現在形 | play(s) | go(es) | 現在のことを表すV |
| 過去形 | played | went | 過去のことを表すV |
| 過去分詞形 | played | gone | 完了形,受動態など |
| 現在分詞形 | playing | going | 進行形など |
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動詞は,文の中での使われ方に応じて形を変えます。これを活用と言います。英語の動詞には,次の5つの形があります。
このうち,原形・過去形・過去分詞形の3つを特に「活用の3つの形」として覚えます。現在形は原形に(主語が3人称単数なら)-s をつけた形,現在分詞形は原形に -ing をつけた形なので,原形から作ることができるからです。
規則動詞と不規則動詞
規則動詞=原形に -ed をつけて過去形・過去分詞形を作る
不規則動詞=それ以外の形で変化する → 一つずつ覚える
| 種類 | 原形 | 過去形 | 過去分詞形 |
|---|---|---|---|
| 規則動詞 | play | played | played |
| 規則動詞 | study | studied | studied |
| 不規則動詞 (A-B-C型) | go | went | gone |
| 不規則動詞 (A-B-B型) | make | made | made |
| 不規則動詞 (A-B-A型) | come | came | come |
| 不規則動詞 (A-A-A型) | put | put | put |
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規則動詞は,原形に -ed をつけて過去形・過去分詞形を作ります。それ以外の形で変化する不規則動詞は,一つずつ覚える必要があります。
-ed のつけ方
| 原形の語尾 | つけ方と例 |
|---|---|
| 原則 | -ed をつける:play → played |
| -e で終わる | -d だけをつける:live → lived |
| 子音字+y で終わる | y を i に変えて -ed:study → studied |
| 短母音+子音字で終わる | 子音字を重ねて -ed:stop → stopped |
-ed の発音
-ed の発音は,原形の語尾の音によって3通りに分かれます。
[t]:無声音([t] 以外)で終わる語 looked / stopped
[d]:有声音([d] 以外)で終わる語 played / lived
[id]:[t]・[d] で終わる語 wanted / needed
活用を間違えやすい動詞
lie(横たわる)と lay(横たえる)のように,形が似ていて活用を混同しやすい動詞があります。これらは入試でもよく問われるため,Level 2で詳しく扱います。
動詞を見たら確認しよう
用法 → 述語動詞Vか,それ以外か
種類① → 自動詞か,他動詞か(文型は何か)
種類② → 動作動詞か,状態動詞か
活用 → 原形・現在形・過去形・過去分詞形・現在分詞形のどれか
→ 用法:述語動詞V
→ 種類:他動詞(第4文型 SVOO)/ 動作動詞
→ 活用:give の過去形
She seemed tired. の seemed
→ 用法:述語動詞V
→ 種類:自動詞(第2文型 SVC)/ 状態動詞
→ 活用:seem の過去形
I know him well. の know
→ 用法:述語動詞V
→ 種類:他動詞(第3文型 SVO)/ 状態動詞
→ 活用:現在形