英文法・構文の要点

限定詞・冠詞 Level 1

2026年11月1日

  • 限定詞:名詞の範囲・数量を限定する
  • 不定冠詞 a / an/定冠詞 the
  • 冠詞をつけない場合
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英語では,名詞の前に a,the,my,this,some などを置いて,その名詞が「どれのことか」「どのくらいの量か」を示します。これらをまとめて限定詞と言います。このページでは,限定詞とは何か,そして限定詞の代表である冠詞(a / an / the)の基本的な使い方と冠詞をつけない場合を整理します。

限定詞とは何か

限定詞=名詞の前に置き,その名詞の指す範囲・数量を限定することば
限定詞 +(形容詞)+ 名詞 = 名詞句

種類主な語
冠詞a / an / the
指示this / that / these / those
所有my / your / his / her / its / our / their / Tom's
数量some / any / no / many / much / few / little / every / each

a small boy with blue eyes
青い目をした小さな男の子

限定詞
a
どの男の子か(不特定の1人)
形容詞
small
どんな男の子か(性質)
名詞
boy
名詞句の中心
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限定詞は,名詞の前に置いて,その名詞の指す範囲や数量を限定することばです。限定詞 +(形容詞)+ 名詞で1つの名詞句になります。

「ことばの定義」の例文では,a が boy を,my が bed を限定していました。限定詞は名詞と結びついて名詞句を作ります。

限定詞は,原則として1つの名詞に1つだけです。× a my friend / × the my book のように2つ並べることはできません。「私の友人の一人」は a friend of mine と言います。

不定冠詞 a / an

a / an=不特定の「1つの」
初めて話題に出る可算名詞の単数形につける

I saw a cat in the garden.
私は庭で猫を見た。

使い分け例
子音の発音で始まる語 → aa book / a university [juː] / a one-way ticket [w]
母音の発音で始まる語 → anan apple / an hour [aʊ] / an MP [em]
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a / an は不特定の「1つの」という意味で,初めて話題に出る可算名詞の単数形につけます。

She is an English teacher.
彼女は英語の先生だ。

a と an は,つづりではなく発音で決まります。university は u で始まりますが [j] の音で始まるので a university,hour は h で始まりますが h を発音しないので an hour です。

定冠詞 the

the=話し手と聞き手の間で「どれのことか」が特定できるもの
① 前に一度出たもの ② 状況から明らかなもの ③ 修飾語句で限定されたもの ④ 世界に1つしかないもの

用法例文
前に出たものI saw a cat. The cat was white.
状況から明らかなものPlease open the window.
修飾語句で限定されたものThe book on the desk is mine.
1つしかないものThe sun rises in the east.

I saw a cat in the garden. The cat was white.
私は庭で猫を見た。その猫は白かった。

1回目
a cat
初めて出る → 不特定
2回目
The cat
前に出た猫 → 特定
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the は,話し手と聞き手の間で「どれのことか」が特定できるものにつけます。① 前に一度出たもの,② 状況から明らかなもの,③ 修飾語句で限定されたもの,④ 世界に1つしかないもの,が代表的です。

「特定できる」とは

the は「その」と訳されることが多いですが,大切なのは日本語の訳ではなく,話し手と聞き手の両方がどれのことかわかるかどうかです。部屋の中で Open the window. と言えば,窓が1つしかないか,どの窓か状況からわかるので the を使います。

冠詞をつけない場合(無冠詞)

① 複数形・不可算名詞で一般的なことを述べるとき
② 建物・場所がその本来の目的で使われるとき
③ 交通手段・食事・スポーツなど

場合例
一般的なことI like dogs. / Water is important.
本来の目的go to school(勉強しに)/ go to bed(寝る)/ go to church(礼拝に)
交通手段(by ~)by bus / by train / by car
食事・スポーツhave lunch / play tennis

I go to school by bus.
私はバスで学校に通っている。

無冠詞
go to school
勉強しに行く(本来の目的)
the あり
went to the school
建物としての学校へ行く
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① 複数形や不可算名詞で一般的なことを述べるとき,② 建物や場所がその本来の目的で使われるとき(go to school など),③ 交通手段・食事・スポーツなどを表すときは,冠詞をつけません。

My mother went to the school to see my teacher.
母は私の先生に会うために学校へ行った。

I like dogs. は「(一般に)犬が好きだ」ですが,× I like dog. と単数形・無冠詞にすると「犬の肉が好きだ」のような不自然な意味になってしまいます。可算名詞を一般的に述べるときは,複数形を使うのが基本です。

限定詞を見たら確認しよう

限定詞は1つだけか → a my friend とはしない
a か an か → 発音で決める
a か the か → 聞き手がどれのことか特定できるか

冠詞から情報を読み取る
I bought a book. The book was very interesting.
→ a book:初めて出る本 / The book:その本

He goes to bed at ten.
→ 無冠詞:「寝る」という本来の目的

It takes an hour to get there.
→ an:hour は母音の音で始まる

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