英文法・構文の要点

動名詞 Level 2

2026年11月1日

  • 動名詞と不定詞で意味が変わる動詞
  • 動名詞の意味上の主語
  • to の後ろに動名詞がくる表現
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動名詞 Level 1では,動名詞の働きと,動名詞・不定詞のどちらを目的語にとるかという区別を整理しました。このページでは,入試で特によく問われる動名詞と不定詞で意味が変わる動詞,動名詞の意味上の主語,そしてto の後ろに動名詞がくる表現を見ていきます。

動名詞と不定詞で意味が変わる動詞

動名詞(doing)=すでにしたこと・実際の行為
不定詞(to do)=これからすること

動詞+ doing+ to do
remember〜したことを覚えている忘れずに〜する
forget〜したことを忘れる〜するのを忘れる
regret〜したことを後悔する残念ながら〜する
try試しに〜してみる〜しようと努力する
stop〜するのをやめる〜するために立ち止まる

I remember meeting him before.
私は以前彼に会ったことを覚えている。

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remember,forget,try,stop,regret などは,動名詞と不定詞のどちらを目的語にとるかで意味が変わります。動名詞(doing)はすでにしたこと・実際の行為を,不定詞(to do)はこれからすることを表します。

Remember to lock the door.
忘れずにドアに鍵をかけなさい。

remember doing
remember meeting him
会ったのは「過去」
remember to do
remember to lock the door
鍵をかけるのは「これから」

He stopped smoking.
彼はたばこを吸うのをやめた。

He stopped to smoke.
彼はたばこを吸うために立ち止まった。

stop to do の不定詞は,stop の目的語ではなく,「〜するために」という副詞的用法(目的)です。stop の目的語になれるのは動名詞だけです。

try doing と try to do

try doing は「(うまくいくかどうか)試しに〜してみる」,try to do は「(できるかどうかわからないが)〜しようと努力する」という意味です。

I tried opening the window, but the room was still hot.
窓を開けてみたが,部屋はまだ暑かった。(窓は開いた)

I tried to open the window, but it wouldn't open.
窓を開けようとしたが,開かなかった。

regret to do

regret to do は「残念ながら〜する」という意味で,I regret to say ~(残念ながら〜と申し上げなければなりません),I regret to inform you ~ のような丁寧な表現で使われます。

動名詞の意味上の主語

所有格 + doing(かたい表現)/ 目的格 + doing(口語的)
意味上の主語が文の主語と異なるときに示す

I'm sure of his passing the exam.
私は彼が試験に合格すると確信している。

主語が同じ
I'm sure of passing the exam.
合格するのは I
主語が異なる
I'm sure of his passing the exam.
合格するのは he
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動名詞の意味上の主語が文の主語と異なるときは,動名詞の前に所有格または目的格を置いて示します。所有格 + doing はかたい表現,目的格 + doing は口語的な表現です。

Do you mind my smoking here?
ここでたばこを吸ってもかまいませんか。

Do you mind me smoking here?
ここでたばこを吸ってもかまいませんか。

意味上の主語を示さない場合

意味上の主語が文の主語と同じ場合や,「一般の人々」の場合は示しません。

Seeing is believing.
百聞は一見にしかず。(見ることは信じることだ)

動名詞の完了形・受動態については「準動詞 Level 2」で確認しましょう。

to の後ろに動名詞がくる表現

この to は前置詞 → 後ろは名詞・動名詞
look forward to doing / be used to doing / object to doing / when it comes to doing / with a view to doing

表現意味
look forward to doing〜するのを楽しみに待つ
be used to doing / be accustomed to doing〜することに慣れている
object to doing〜することに反対する
when it comes to doing〜することになると
with a view to doing〜する目的で
What do you say to doing?〜するのはどうですか

I'm looking forward to seeing you.(× to see)
あなたに会えるのを楽しみにしています。

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look forward to doing,be used to doing,object to doing,when it comes to doing,with a view to doing の to は前置詞なので,後ろには名詞か動名詞を置きます。

She is used to living alone.
彼女は一人暮らしに慣れている。

be used to doing(〜することに慣れている)と used to do(以前は〜したものだ)は形が似ていますが,まったく別の表現です。前者の to は前置詞なので後ろは動名詞,後者の to は不定詞の to なので後ろは原形です。「助動詞 Level 2」でも確認しましょう。

前置詞の to か,不定詞の to か

to の後ろに名詞を置いて意味が通じるなら前置詞の to です。

look forward to the party(パーティーを楽しみに待つ)→ 名詞が置ける → 前置詞
want to the party → 意味が通じない → want to の to は不定詞

前置詞の to と判断できたら,後ろに動詞を置くときは動名詞にします。

動名詞を見たら確認しよう

remember / forget / try / stop / regret → 動名詞か不定詞かで意味が変わる
意味上の主語 → 所有格・目的格で示す
to の後ろ → 前置詞の to なら動名詞

形から意味を読み取る
I'll never forget visiting Kyoto with you.
→ forget doing:「あなたと京都を訪れたことを忘れない」

Don't forget to call me tomorrow.
→ forget to do:「明日電話するのを忘れないで」

I'm not used to getting up early.
→ be used to doing:「早起きすることに慣れていない」

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