英文法・構文の要点

挿入 Level 2

2026年11月1日

  • 関係詞節の中の挿入(連鎖関係詞)
  • ダッシュ・括弧による挿入/節や句の長い挿入
  • 挿入でよく使われる慣用表現
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挿入 Level 1では,I think などの主節の挿入,副詞・副詞句の挿入,挿入を取り除いて読む方法を整理しました。このページでは,入試の読解で問われる関係詞節の中の挿入(連鎖関係詞),ダッシュ・括弧による挿入,節や句の長い挿入,そして挿入でよく使われる慣用表現を見ていきます。

関係詞節の中の挿入(連鎖関係詞)

先行詞 + 関係代名詞 + S + think / believe など + V
関係詞の直後に I think などが入り,コンマなしで挿入される

He is the man who I think is honest.
彼は私が正直だと思う人だ。

関係詞
who
先行詞 the man を受ける
挿入
I think
コンマなしで入る
関係詞節の動詞
is honest
who が主語
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関係詞の直後に I think などがコンマなしで挿入され,先行詞 + 関係代名詞 + S + think / believe など + V の形になることがあります(連鎖関係詞)。

Do what you believe is right.
正しいと信じることをしなさい。

who I think is honest では,I think を外すと who is honest となります。who は is の主語なので,whom にはしません(× whom I think is honest)。これは入試で頻出のポイントです。関係詞の基本は「関係詞 Level 3」でも扱いました。

見分け方

関係代名詞の直後に S + think / believe / suppose / be sure / say が続き,その後ろに動詞が来ていたら,連鎖関係詞を疑いましょう。

The girl who they said was sick came to school.
病気だと言われていた少女が登校してきた。

ダッシュ・括弧による挿入

ダッシュ(―)や括弧( )で挟んで,補足・言い換え・例を加える
ダッシュ1本なら文末までの補足,2本なら挟まれた部分が挿入

Three countries ― France, Germany, and Italy ― signed the treaty.
3か国,すなわちフランス・ドイツ・イタリアが条約に署名した。

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ダッシュ(―)や括弧( )で挟んで,補足・言い換え・例を加えることがあります。ダッシュが1本なら文末までの補足,2本なら挟まれた部分が挿入です。

He finally told me the truth ― that he had lied.
彼はついに真実を語った。つまり,うそをついていたということだ。

ダッシュは,前の語句を具体的に言い換えるときによく使われます。Three countries ― France, Germany, and Italy ― の部分は,主語 Three countries の中身を説明しています。言い換えの関係は「同格 Level 2」でも扱います。

節や句の長い挿入

主語と動詞,動詞と目的語の間に,副詞節・分詞構文・前置詞句が割りこむ
長い挿入があっても,文の骨組みは変わらない

The government, if it wants to win the next election, must cut taxes.
政府は,次の選挙で勝ちたいなら,減税しなければならない。

S The government
M , if it wants to win the next election,
V must cut
O taxes.
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主語と動詞,動詞と目的語の間に,副詞節・分詞構文・前置詞句が割りこむことがあります。長い挿入があっても,文の骨組みは変わりません。

She found, to her surprise, that the door was open.
彼女は驚いたことに,ドアが開いていることに気づいた。

動詞と目的語の間に挿入があると,found の目的語がどれかを見失いがちです。挿入を外して She found that the door was open. と確認しましょう。

挿入でよく使われる慣用表現

表現意味と例文
if anyたとえあるとしても:There are few, if any, mistakes.
if everたとえあるとしても(めったにない):He seldom, if ever, goes out.
if not〜ではないにしても:It is difficult, if not impossible.
as it were / so to speakいわば:He is, as it were, a walking dictionary.
what is moreさらに:He is kind, and, what is more, rich.
that is (to say)つまり:He came last week, that is, on May 3.

It is difficult, if not impossible, to finish the work by tomorrow.
明日までにその仕事を終えるのは,不可能ではないにしても難しい。

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挿入でよく使われる慣用表現には,if any「たとえあるとしても」,if ever「たとえあるとしても(めったにない)」,if not「~ではないにしても」,as it were / so to speak「いわば」,what is more「さらに」,that is (to say)「つまり」などがあります。

He seldom, if ever, goes to the movies.
彼は映画に行くことはまずない。

if any は名詞の量(few / little)と,if ever は頻度(seldom / rarely)と一緒に使います。仮定の意味を含む表現は「仮定法 Level 3」でも扱いました。

挿入を見たら確認しよう

関係詞 + S + think + V → 連鎖関係詞,関係詞の格に注意
ダッシュ → 前の語句の言い換え・補足
if any / if ever / if not → 慣用表現として訳す

長い挿入を読み取る
Choose a friend who you think will help you.
→ 連鎖関係詞:「助けてくれると思う友人を選びなさい」

The book ― which I bought last year ― is still unread.
→ ダッシュの挿入:「その本は,去年買ったのだが,まだ読んでいない」

Few, if any, people believed him.
→ if any:「彼を信じた人は,いたとしてもほとんどいなかった」

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